新鈴鹿の製作公開と私のモデレータの退任とが時期的にぴったり重なってしまったために、このプロジェクトが退任の理由なのではないか、という誤解を受ける恐れがあると思います。
旧鈴鹿のプロジェクトを切った最終責任者は私であり、そのことはすでに去年の5月に終結宣言としてニュース投稿にてお知らせしてあります。
http://www.yellowgarage.com/modules/news/article.php?storyid=17
終結の理由は、旧プロジェクトのforumの流れを追えば、見えてくるはずです。ベータテストなどをしてくださり、かつフィードバックをしてくださった方々にはいまでも申し訳ない気持ちがあります。その申し訳なさが、今回の新鈴鹿製作の深い動機のひとつになっているのは間違いありません。
ただし・・・
新鈴鹿→退任、というほど、世の中は単純にはできていません。事は日本のレースシム界にとってはるかに痛ましく進んでおり(いや進まないでおり、か)、私はいま激しい憂慮の中に置かれています。余計なことは外では言わないことを宣言した上で、今回一方的に飛び出させていただいたため、これ以上は「察せよ」としか申し上げません。この世界で情報を共有しそれを持続させることの重要さは、RSCなどが模範になるはずだ、とだけ、自分自身に対しても確認しておきたいと思います。日本においては、「公」の成立は、もうすこし社会そのものや、趣味の世界そのものが成熟してゆくことが不可欠なのかも知れません。
やや余計なことに話が及びつつあります。ともかく私がモデレータを退任させていただいたのは、旧鈴鹿の責任を取ったとか(いまさら)、新鈴鹿を製作しはじめたことが理由ではありません。もともと5月には一年経過ということで退任させていただくことは、以前から言っておりましたが、今回少々前倒しになったのです。しかし偶然にもいろんなことのタイミングが重なるものだな、と驚いておりますが。
ともかく誤解なきように。 |