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[2814] ポール・フレール氏死去 
2008/2/27 (水) 17:47:09 brubeck

かのポール・フレール氏が91歳でお亡くなりになったそうです。Bellさんのところで知りました。
http://setosan.blog1.fc2.com/blog-entry-4440.html

数々のレース戦歴をもちながら、卓越した分析力と筆致で自動車ジャーナリズムでも第一線で活躍し続けた斯界の重鎮。ことに日本ではカーグラフィックの編集長だった小林彰太郎さんによる熱狂的な引きもあって、カーグラ誌での露出が多かったようですね。先日、CGTVで10年ぐらい前のフェラーリイベントの再放送をやっていたんですが、そのなかでも「わがポール・フレール御大も参戦」などと身内のような親しみと限りない尊敬をもってコメントされておりました。

レースシムの世界との関連で言えば、なんといっても名著「新ハイスピード・ドライビング」の存在があります。
http://www.nigensha.co.jp/auto/bk_info.html?1601&INF=451

氏の死亡をここでお知らせするのも、この著書があってこそ。サーキットをレーシングスピードで走るということはいったいどういうことなのか、それを理解し、実践に生かしてゆくための考え方や方法が、説得力ある分析と、整理された叙述によって見事に著されているのです。ことに中級クラスより上の人々が、自分の走行テクニックを振り返ってみるには格好の著作なのではないかと思います。(これを読んだからといって一挙に速くなるというわけではないようなんですが。というかそれは私がいまだに初級者だからなんでしょうけど)

まだお読みでない方は、この機会にぜひ。シムラー必読の書です。

レース界であまりに不幸な死を昨今見せつけられているためか、享年91歳なら天寿を全うされたのだとやや不謹慎ながら安堵する気持ちでもあります。非常に意義深い遺産を残されて逝かれたことで、切り開かれた踏み跡をたどる我々には道行きが容易です。

ご冥福をお祈りします。



[2815] Re:ポール・フレール氏死去 
2008/3/1 (土) 13:55:30 ALS

▼ brubeckさん

もうずいぶん前ですがhondaのコマーシャルでニュルをポール・フレールが走るというのがありました。ジャーナリストでありながらF1やルマンまでdる、イヤ勝ってしまうという素晴らしい人でした。確かGPになる前の南アフリカのF1で勝ったのではなかったか。タルッフィの理論の現代版といった感じのあの本は新じゃない方を読んだものです。時代の終わりを感じます。

近頃会社のインターネット使用が馬鹿うるさくなってここに来ることもままならない状態です。休みの日はだいたい子供と日帰りスキーですしね。先日は私の目の前でスピンしたお馬鹿がいましたよ。タイヤチェーンオンリーでブレーキなんかかけてね。前だけにチェーンでブレーキかければ後ろがどうなるかわかりそうなモンだが。それも横につっこんで立ち往生していうる車をよけそこねなんだから。目の前に馬鹿な例を見たら用心すりゃいいのに。でも雪道っておもしろいです。


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