▼ Piroさん
> 正式版(0.4.1.0)としてリリースされたようですね。
> rFはBTBを使ったと思われる良トラックが結構出てきているようです。RBRはどうなんでしょう?ペースノートを簡単に作れるとなるとかなり大きいのかな?
RBRに関してはBTBを使って完成にいたったトラックはまだリリースされてないと思います。たしかに今回のBTBのバージョンアップで相当に新トラックを作りやすくなったとは思うんですが、完成させるために必要な建物・樹木などのオブジェクトの扱いをどうするかにまだ課題を残してるんですね。
やはりrFactorであつかうクローズドトラックとは、建物・樹木の数が桁違いに多くなるのが大きな問題なんだと思います。樹木などをコースに数千単位で植える場合、数千本の樹木をあらかじめ植え込んで一つのファイルにする方法と、一本の樹木ファイルをどこに植えるかを示したメタファイルを別に作って、3D描画時にだけそのメタファイルで指定した位置に表示させる方法とがあると思うんです。前者の方法だと樹木ファイルがとてつもなく巨大化してしまいますよね。メモリーの問題もありますし、後者のほうが方法的にはいいんだと思うんです。GPLなんか後者の方法を採ってます。ただ後者の方法だとwysiwyg的な製作ツールを特別に用意しないと、気の遠くなる作業になりますよね。GPLではこれでさんざん苦労しました。GPLはオブジェクトの位置を数値を手動入力で決めうちしてゆくんです。死ねます(笑)。
RBRの製作者がカンガルーと呼ばれるツールを使っていたと言われてますが、たぶんそれはオブジェクトを簡易に扱うために開発されたものなんだと思います。これがなければ一コース作るのに半年かかっただろうと内部の人が言っていたのを思い出します。プロが九時五時で働いて半年ということなので、われわれ素人なら推して知るべしてなことになると思います。
BTBがカンガルーに肩を並べる機能を持ったときに、RBRのトラック世界の広がりが本格化するのだと思います。それにはもうちょっと待つ必要がありますね。ただBobさんの仕事を見ていると、ほんとうに着実なので、悲観することは何もないと思ったりしておりますよ、わたし。 |